占有面積を縮小した最大加工径16mmのスイス型自動旋盤FAニュース

スター精密は、最大加工径16mmのスイス型自動旋盤「SB-16III」を2020年4月より販売開始する。現行モデルから必要な機能を絞り込み、機械本体の占有面積を縮小している。

» 2019年09月18日 07時00分 公開
[MONOist]

 スター精密は2019年8月26日、スイス型自動旋盤「SB」シリーズの新製品として、最大加工径φ16mmの「SB-16III」を2020年4月に発売すると発表した。現行モデル「SB-12R」「SB-16R」「SB-20R」から必要な機能を絞り込み、機械本体の占有面積を縮小。主に国内、アジア市場における、自動車、情報通信機器などの部品加工に向いている。

 SBシリーズは、独自のスラント型すべり案内面構造の高剛性刃物台により、安定した精度で連続加工できる。SB-16IIIは、最新式のNC装置を採用。NC画面上でアラームの内容を確認できるアラームヘルプ機能をはじめとした各種ヘルプ機能を搭載するほか、オペレーターに向け角度をつけてNC画面を配置するなど、操作性、作業性を向上している。

 また、独自のスラント型すべり案内面構造の高剛性刃物台を搭載しており、安定した精度で長時間連続加工できる。標準でC軸制御機能をメイン主軸、サブ主軸に搭載。オプションとして、外部配管なしで、バイトの先端から切削油の高圧吐出ができるクーラントスルー対応のバイトホルダーを用意している。

 NC画面は10.4インチのカラーディスプレイを採用し、オペレーターの視認性を高めた。オペレーターの日常作業を支援する各種ヘルプ機能も搭載し、段取り替えやメンテナンス時の作業性を向上している。

photo 最大加工径φ16mmの「SB-16III」 出典:スター精密

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