ステンレス製の筐体で耐食性を向上した新型エアシャワー、食品工場向けに提案FAニュース

日立産機システムは、エアシャワー「フラッタージェット」シリーズにステンレス製の筐体を採用し、耐食性を向上した新型の「PCJ-S88JSM4」を発表した。2019年9月から販売を開始する。

» 2019年09月11日 07時00分 公開
[MONOist]

 日立産機システムは2019年8月26日、エアシャワー「フラッタージェット」シリーズにステンレス製の筐体を採用し、耐食性を向上した新型の「PCJ-S88JSM4」を同年9月から販売すると発表した。

 PCJ-S88JSM4は、水を扱うため湿式床の作業場が多く、清潔で耐食性の高い仕様が必要となる食品工場に向けて、筐体にステンレス「SUS304」を採用し、耐食性を高めている。紫外線の放出が少ない黄色LED、扉窓部に黄色アクリルを使用し、虫を誘引する波長である紫外線の漏えいを大幅に低減。食品、薬品工場などでエアシャワーから発生する照明からの誘引を抑制する。

 左右のジェットエアー吹き出し口には、独自のフラッタージェットノズルを搭載。気流方向が変化し、広範囲にたたき効果のあるエアジェットを吹き付ける。一般的なパンカーノズルと比較して広範囲の除じんができるため、短時間の入室時間で除じんできる。また、フラッタージェットノズルにはルーバーなどの気流制御機構がないため、発じんがない。

 カラータッチパネルは、エアジェット吹き付け時間のカウントダウンなど運転状況を分かりやすく表示。直感的な操作で、エアジェット時間やクリーンアップ時間などの設定ができる。エアジェットやドア開閉の回数、HEPAフィルターの交換時期なども表示する。

photo エアシャワー「PCJ-S88JSM4」 出典:日立産機システム

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