――最後に、金属3Dプリンタへの取り組み状況について教えてください。
秋山氏 2018年に最終製品として利用可能な金属パーツの量産に対応する金属3Dプリンタ「HP Metal Jet」を発表した。GKN Powder MetallurgyとParmatechの2社の工場にβ機を設置している。また、現在その装置を活用した造形サービス「Metal Jet Production Service」を展開しており、造形物の仕上がりを実際に手に取って確認いただける状況にある。そして、2020年に先行ユーザーへの販売を開始し、2021年に一般販売を行う計画となっている。日本での展開は検討中であるが、着実に金属3Dプリンタへの取り組みは進んでいる。
金属3Dプリンタに関しても後発になるが、HP Jet Fusionと同様に、後発でもきっちりと勝負できる高度な技術を搭載した装置の開発を進めている。当然、そこにはHPが長年培ってきたプリントヘッドの技術が生かされている。
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