空飛ぶクルマ、みんな本当は作れるけどやらないんでしょ?オートモーティブメルマガ 編集後記

違うんならそれはそれでいいんですけど。

» 2019年08月14日 12時00分 公開
[齊藤由希MONOist]

この記事は、2019年8月14日発行の「オートモーティブ メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。


空飛ぶクルマ、みんな本当は作れるけどやらないんでしょ?

 先日、空飛ぶクルマが飛ぶところを初めて見てきました。

 成人男性の肩下くらいまでの高さで、4つの回転翼を持つ機体です。残念ながら人間が乗ることはできないタイプでしたが、設計上は300kgの荷物を乗せて飛ぶこともできるそうです。そんな大きさの空飛ぶクルマが飛ぶのですから、なんとも言い表せない迫力がありました。ドローンの何倍も大きいものが飛ぶので、ちょっと怖くて身構えるくらいの音です。初めて見る飛行体の、初めて聞く音だからこその怖さだとは思いますが、ご近所からこの音が聞こえてくるのは嫌ですね。

 飛行音に身構えながらもう1つ考えていたことは、空飛ぶクルマの現実味です。誤解を恐れずに言えば「これを作れる会社は日本にたくさんいるはずだぞ。彼らは、作れるけど作らないのではないか」と直感的に強く思いました。

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