ISIDとRescaleは、クラウドCAE事業において戦略的パートナー契約を締結した。Rescaleのクラウドプラットフォーム「ScaleX」とISIDの知見を組み合わせ、大手製造業の本格的なクラウドCAE活用を支援する。
電通国際情報サービス(ISID)とRescaleは2019年6月12日、クラウドCAE事業において戦略的パートナー契約を締結したと発表した。両社は提携に先立ち、日本の大手自動車メーカーの大規模クラウドCAE導入プロジェクトを開始している。
両社は本提携を通じ、RescaleのクラウドHPC、CAEシミュレーションプラットフォーム「ScaleX(スケールエックス)」と、ISIDが有するクラウドCAE導入ノウハウや大規模システムインテグレーションの知見を組み合わせ、大手製造業の本格的なクラウドCAE活用を支援する。
ScaleXは、CAE分野がメインの300種以上のアプリケーションをマルチクラウド環境で利用するための統合サービスだ。日本の自動車メーカーや大手素材メーカーをはじめ、世界中の多くの製造企業で導入されている。
近年は大手製造業が本格的なクラウド活用を加速させつつあり、既存環境とクラウド環境のシームレスな連携や段階的移行を伴う大規模なシステム開発が不可欠となっている。これまで数多くの製造業のクラウドCAE環境構築を支援してきたISIDは、CAEとクラウドインテグレーション双方の領域における深い知見を活用し、大手製造業のScaleXの導入および活用を支援する。
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