ヴェロソフトウェアは、CADソリューションの新製品「Designer」を発表した。ダイレクトモデリング機能を搭載し、数値設定やドラッグなどによる直感的な操作で形状の移動および修正ができる。
ヴェロソフトウェアは2019年5月10日、CADソリューションの新製品「Designer」を発表した。ダイレクトモデリング機能を搭載し、数値設定やドラッグなどによる直感的な操作で形状の移動および修正ができる。
Designerでは、ツールを分かりやすく配置したリボンユーザーインタフェースを採用し、オペレーションをすぐに開始できる。インポートしたモデル上にあるサーフェス間の小さなギャップは、指定されたトレランス内で自動的に修復する。サーフェスが破損している場合は、境界線を自動的に作成する。ソリッドとフェイスが混在したモデリングが可能で、完成後のモデルは直接編集できる。
また、オリジナルのモデリング履歴にとらわれることなく、モデルの一部を削除、修正できる。フリー形式の入力によって2D形状を作成するスケッチ機能は、スケッチの作成時間を大幅に短縮する。
機械加工におけるモデル作成をサポートするため、さまざまな形状作成機能を備える。サーフェス作成機能は、マウスを数回クリックするだけで、単純な穴から複雑な開放部まで多様な穴埋めに使用できる。
DXFやDWGファイルの読み込みが可能で、読み込んだデータは自動的にスケッチプロファイル領域を作成する。これにより、2Dデータから3Dモデルを容易に作成できる。Parasolid、IGES、STEP、ACIS、DXF/DWG、STL、VDAファイルなどのCADデータ形式にも対応。ダイレクトインタフェースとして、CATIA V5、CATIA V6、Creo(Pro/ENGINEER)、Inventor、NX、SOLIDWORKS、Solid Edgeをサポートする。
同社が属するHexagonグループの製品と連動しており、CAD/CAMソフトウェア「EDGECAM」とCAMシステム「WORKNC」は、DesignerからのCADデータを読み込める。EDGECAMのオプションライセンスがあれば、Designer上でデータを変更すると、EDGECAMのデータも自動で変更される。
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