ライカ ジオシステムズは、携帯型3次元測定スマートメジャー「Leica BLK3D」を発売した。スマートフォンと同じような形状で簡単かつ直感的な指の操作だけで正確な測定が行え、CADデータの生成にも活用できる。
ライカ ジオシステムズは2019年3月19日、撮影した写真内の3次元測定データをデバイスのスクリーンで確認できる携帯型3次元測定スマートメジャー「Leica BLK3D」の販売開始を発表した。価格は70万円で、オプションの延長保証は1年延長が6万5000円、2年延長が11万7000円だ(全て税別)。
Leica BLK3Dは写真を撮影してリアルタイムで測定データを表示できるインピクチャー3次元測定デバイス。サイズは180×77×27mmで重量は480g。スマートフォンと同じような形状で簡単かつ直感的な指の操作だけで正確に測定でき、イメージや測定値はさまざまなフォーマットで共有できる。
モバイルソフトウェアは3次元測定イメージを取得する。測定センサーとソフトウェア、エッジデータプロセッシング機能の組み合わせにより、精度の高いインピクチャー測定が可能だ。内蔵レーザーEDM(電子距離測定)を使い、高精度測定値を3Dイメージに加えることや、距離の測定も行える。3Dイメージと平面図を1つのプロジェクトとしてグループ化もでき、平面図作成、建築物の設備の見積、建築、建設の工程管理、アズビルド図面の作成などに活用できる。
エッジコンピューティングによりネットワークやクラウドサービスへの接続が不要なので、現場や事務所など場所を選ばずに作業が行える。
BLK3DとPCをWi-FiかUSBケーブルで接続するだけでデータは自動的に同期が取られ測定イメージにアクセスでき、デスクトップアプリケーションで整理が可能だ。デスクトップソフトウェアは新規プロジェクトの作成や測定値から3Dモデル化されたCADデータの生成が可能な追加機能も備える。
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