ガートナージャパンは、2019年における世界のIT支出総額は前年比3.2%増の3.76兆米ドルに達する見込みだと発表した。
ガートナージャパンは2019年1月30日、世界のIT支出について調査し、2019年にはその総額が3.76兆米ドルに達する見込みだと発表した。
景気後退やイギリスのEU離脱など、さまざまな不安要素があるものの、2019年のIT支出は拡大する可能性が高いと同社は見ている。そのため、2019年のIT支出総額は、前年比3.2%増の3.76兆米ドルに達すると予測する。
セグメント別で見ると、携帯電話やPC、オンプレミスのデータセンターインフラなどへの支出が飽和状態になっている半面、クラウドサービスやIoT(モノのインターネット)機器への支出は伸長している。
また、IT支出拡大の主な要因となっているクラウドへの移行が今後も進むことで、エンタープライズソフトウェアも堅調に成長を続けるとする。その結果、2019年の世界のソフトウェア支出は、対前年比8.5%増の4310億米ドル、2020年には4660億米ドルに達すると予測している。
携帯電話市場は、大手スマートフォンメーカーの新製品の市場投入が苦戦を強いられたなどの理由で2018年の同市場は1.2%縮小。デバイスについては、2019年に1.6%の成長が見込まれている。
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