日東工業は、「第30回 設計・製造ソリューション展(DMS2019)」において、2017年12月に買収した電気設計CAD「ECADシリーズ」と、日東工業の電気機器収納用キャビネット穴加工図面作成Webシステム「キャビスタ」の連携機能を披露した。同機能は2019年春にリリースする予定。
日東工業は、「第30回 設計・製造ソリューション展(DMS2019)」(2019年2月6日〜8日、東京ビッグサイト)において、2017年12月にワコムから買収した配電盤などの回路設計に用いる電気設計CAD「ECADシリーズ」と、日東工業の電気機器収納用キャビネット穴加工図面作成Webシステム「キャビスタ」の連携機能を披露した。同機能は2019年春にリリースする予定。
キャビスタは、日東工業から購入するキャビネットへの穴加工をオーダーするための図面作成システムだ。配電盤を設計する際には、ECADシリーズなどの電気設計CADを使ってキャビネットに空ける穴の位置や大きさなども図面化するが、これまでのキャビスタには電気設計CADデータのインポート機能がなく、キャビスタ上であらためて穴の位置や大きさを指定する必要があった。
今回開発した機能により、キャビスタとECADシリーズが連携することで、キャビスタ上でもう一度穴加工図面を設計する手間を省ける。「ECADシリーズと日東工業のソリューションとの初のシナジー効果になる」(日東工業の説明員)としている。
なお、対応するのは「ECAD DCX 2018/2019」と「ECAD dio 2018/2019」で、ジャストライン機能のキャビスタと連携可能となっている。
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