フューチャーコンビニエンスストアチャレンジの陳列・廃棄タスクは、1位が「U.T.T.」(東芝/名城大学)、2位が「ROC2」(オムロン/中京大学/中部大学)、3位が「Hi-KCCT」(日立/神戸高専)と、メーカー参加チームが上位を占めた。
U.T.T.チームのロボットは2本指のグリッパーを持つが、小型の吸着ユニットも装備。対象物に応じて、適した方で把持できるようになっていた。またユニークなのは、棚を引き出せるタイプに交換したこと。他のチームは、上方にロボットアームの移動スペースを確保するため、棚の間隔を広くしている場合が多かったが、これなら商品をたくさん並べられて実用的だ。
陳列は全て成功。廃棄は、難しい角度のサンドイッチがいくつか残ってしまったものの、合計74点(100点満点)という高得点をゲットした。フューチャーコンビニエンスストアチャレンジの総合順位も、このU.T.T.チームが1位となっている。
3位のHi-KCCTは、双腕ロボット「NEXTAGE」を使用。同時に2個持つことが可能なので、スピードアップが期待できる。神戸高専が開発した吸着グリッパーもユニークで、形が全く違うものでも確実に把持を行っていた。
パートナーロボットチャレンジ(リアルスペース)
パートナーロボットチャレンジ(バーチャルスペース)
フューチャーコンビニエンスストアチャレンジ
「ジュニア」部門では、ソフトバンクの「Pepper」を使う「スクールロボットチャレンジ」と、オリジナルロボットを用意する「ホームロボットチャレンジ」が実施された。これについては結果の紹介だけにしたいが、最終日には他国のチームと協力する「グローバルコラボレーション」も行われ、参加者には良い経験になったのではないだろうか。
スクールロボットチャレンジ
ホームロボットチャレンジ
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