競技会と展示会からなるロボットの国際大会「World Robot Summit」を開催ロボット開発ニュース

NEDOと経済産業省は、ロボットの国際大会「World Robot Summit(WRS)」を2018年10月に開催する。競技会と展示会からなるWRSは、世界の高度なロボット技術を集結し、競争を通じて技術開発を加速させることを目的とする。

» 2018年02月13日 08時00分 公開
[MONOist]
photo WRSのサポートキャラクターはドラえもん 出典:新エネルギー・産業技術総合開発機構

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と経済産業省は2018年1月23日、競技会と展示会で構成されるロボットの国際大会「World Robot Summit(WRS)」を開催すると発表した。

 WRSでは、世界の高度なロボット技術を集結し、競争を通じて技術開発を加速させることを目的とする。ロボットが実際の課題を解決する姿を示すことで人々のロボットに対する理解を深め、ロボットの社会実装を促進する。

 競技種目は「ものづくり」「サービス」「インフラ・災害対応」「ジュニア」の4カテゴリーで、以下の全9種目を実施する。

 各カテゴリーで行われる種目は、ものづくりが「製品組立チャレンジ」、サービスがパートナーロボットチャレンジの「リアルスペース」と「バーチャルスペース」、「フューチャーコンビニエンスストアチャレンジ」の3種目で、家庭内やコンビニ店舗における作業の正確性やスピードを競う。

 インフラ・災害対応では、「プラント災害予防」「トンネル事故災害対応・復旧」「災害対応標準性能評価」の3つのチャレンジがあり、それぞれの状況で要求される能力や性能を競う。

 19歳以下のチームによるジュニアでは、「スクールロボットチャレンジ」「ホームロボットチャレンジ」の2種目が行われる。

 競技会では、賞金などの授与や、競技会に参加する一部のチームに対し、渡航費などの一部支援がある。競技者は、同年3月15日まで(「インフラ・災害対応」カテゴリーは2月28日まで)WRSのWebサイトで募集している。

 展示会では、ロボットが現実の社会課題を解決していく姿を、競技分野と関連させて分かりやすく展示する。展示会場での実演だけでなく、地方自治体との連携により、地域の現場で実際に活躍するロボットを紹介する。

 開催期間は2018年10月17〜21日で、東京ビッグサイトの東6、7、8ホールが会場となる。同大会は2020年に開催する「WRS 2020」のプレ大会に位置付けられる。また、WRSのサポートキャラクターは、公募の結果「ドラえもん」に決定した。

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