2017年度版「製造業2030」では、あらためてFBMおよびFBMモデルの活用に必要な要素を洗い出してまとめている。
ニーズの変化に対して最適なバリューチェーンを瞬時に構成するためには、あらかじめFBM要素データベースに登録されたデータが必要で、ビジネスと製造のシステムの中で利用されるその要素は、すぐに組み合わせができるようにモジュール化が必要である。要素の組み合わせは、FBM コーディネーターにより最適化される形が理想である。ニーズの変化に応じてFBMコーディネーターが想定されるシステムの中から最適解を選び出すという姿が望ましい。
FBMのコーディネーターは、FBM要素DB、FBMツール(ソフトウェア)、FBMモデルを使い、ニーズの変化に対応して最適なバリューチェーンを迅速に構築する役割を持つことを想定する。
さらに、FBMを実現するために必要な項目をFBMの要件(20項目)としてリストアップしている。
今後はFBMコーディネーターが活躍できる環境を実現する方向に向かって施策を検討する計画だとしている。
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