コニカミノルタはハノーバーメッセ2018に出展しIoTビジネスプラットフォーム「Workplace Hub」を1つの軸とした、デジタル製造領域のソリューション提案を行った。2018年夏頃から本格的に市場展開を開始する。
コニカミノルタは、ハノーバーメッセ2018(2018年4月23〜27日、ドイツ・ハノーバーメッセ)に出展しIoT(モノのインターネット)ビジネスプラットフォーム「Workplace Hub(ワークプレースハブ)」を1つの軸とした、デジタル製造領域のソリューション提案を行った。2018年夏頃から本格的に市場展開を開始する。
同社がデジタル製造領域に進出し、ハノーバーメッセに出展するのは3回目となる。2017年にはドイツのベルリンで「Workplace Hub」を発表するなど、ドイツおよび欧州市場でのデジタル製造ソリューションに力を入れている。
デジタル製造領域の取り組みでは、日本などに加えてドイツにも専門の提案部隊を2018年2月に設置。提案を本格化する方針である。
併せて、「ワークプレースハブ」では、新たにドイツのTRUMPF(トルンプ)グループである工場向けIoTプラットフォームサービスAXOOM(アクスーム)と提携※)。ワークプレースハブ上でアクスームのアプリを使えるようにした。さらに両社はインダストリー4.0の実施に不可欠なハードウェア、ソフトウェア、サービスなどをオールインワンパッケージとして提供。「Smart Start Kit」として中小製造業を中心に提案を進める方針だという。
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コニカミノルタ ビジネスソリューションズのドイツ法人でデジタル製造担当のプランニングスペシャリストである坂匡晃氏は「AXOOMは既にMESなど豊富なアプリをそろえておりデジタル製造領域で価値を得るための時間を短縮できる。これらのアプリケーションを組み合わせることで、さまざまな価値を短い時間で低価格で実現できるようになる」と価値について述べている。
さらに、ドイツでの取り組みについて坂氏は「コニカミノルタでは既にドイツ国内の顧客だけでも4000社以上の顧客リストを持っており、多くが中小製造業である。現在は顧客との関係強化や情報収集などを進めているが、十分に可能性があると考えている。『Smart Start Kit』は2018年夏頃の本格展開を予定しているが、中小製造業には評価を得られると手応えを感じている」と述べている。
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