デンソーの小型ステレオ画像センサーに、イーソルのマルチコアプロセッサ向けリアルタイムOS「eT-Kernel MCE」をコアとするソフトウェアプラットフォームが採用された。
イーソルは2018年4月3日、デンソーの小型ステレオ画像センサーに、同社のマルチコアプロセッサ向けリアルタイムOS「eT-Kernel MCE(Multi-Core Edition)」をコアとするソフトウェアプラットフォームが採用されたと発表した。
今回採用されたプラットフォームは、eT-Kernel MCEをコアとし、統合開発環境「eBinder」、ネットワークプロトコルスタック、ファイルシステム、USBスタックなどの各種ミドルウェア、プロフェッショナルサービスで構成されている。
eT-Kernel MCEは、独自の「ブレンドスケジューリング」技術により、1つのシステム上で高いスループットを達成するSMPのメリットと、シングルコア向けソフト資産の再利用やリアルタイム性の保証を可能にするAMPのメリットを併せ持つ。
同OSは、機能安全規格ISO 26262に対応し、セーフティ関連ドキュメントを「eT-Kernel Safety Package」としてパッケージ化。これらの特徴が今回の採用の決め手になったと説明している。
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