日本ユニシス・エクセリューションズは、ポリゴンデータ編集ソフトウェアの最新版「POLYGONALmeister Ver3.0.0」を発売した。カラーおよびテクスチャ機能を強化し、カラー3Dスキャナー、カラー3Dプリンタをサポートする。
日本ユニシス・エクセリューションズは2018年3月26日、ポリゴンデータ編集ソフトウェアの最新版「POLYGONALmeister Ver3.0.0」を発売した。カラーやテクスチャの付いたポリゴンデータの色を簡略化したり、リメッシュなどの編集が可能で、カラー3Dスキャナー、カラー3Dプリンタをサポートする。
価格は、基本パッケージが40万円、医療用モデル作成用パッケージが50万円、地形モデル作成用パッケージが40万円。色対応するための追加機能は20万円(各税別)。3年間で500セットの販売を見込んでいる。
最新版では、カラーおよびテクスチャ機能を強化。色の付いていないフェイスに色やテクスチャを付ける「塗りつぶし」、メッシュに貼りつけたテクスチャの位置を合わせる「テクスチャ位置合わせ」、フェイス色やテクスチャを頂点色に置き換える「頂点色化」に対応する。非連続なテクスチャを連続するテクスチャに再構成する「テクスチャ再構成」は、β機能として提供する。
その他、色の境目など目立たない位置でモデルを切断できるループカット機能、和・差・積の集合演算機能、サーフェス状のメッシュを投影して立体にする投影立体機能、抜き穴作成機能などを追加。CTやMRIで採取した臓器や歯のポリゴンモデルの編集に必要な機能、ドローンや国土地理院から取得したGeoTIFFデータから地形をメッシュ化する機能も強化した。
また、3Dプリンタの造形テーブルサイズが設定でき、編集作業が造形テーブルを参照しながらできる。β機能の厚み検査機能では、製品の薄い箇所を特定可能だ。
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