インフィニオンは、ハードウェアベースのIoT向けセキュリティソリューション「OPTIGA Trust X」を発表した。スマートホームからドローンに至るまで、多彩なIoTの用途向けに高いセキュリティを提供する。
インフィニオン(Infineon Technologies)は2018年2月8日(現地時間)、ハードウェアベースのIoT(モノのインターネット)向けセキュリティソリューション「OPTIGA Trust X」を発表した。「OPTIGA Trust」ファミリーの新製品で、スマートホームからドローンまで多彩なIoTの用途向けに高いセキュリティを提供する。
同ソリューションは、ICチップおよびOS、アプリケーション、ソフトウェア、デバイスドライバ、評価キットで構成される。−25℃〜+85℃の温度で動作し、−40℃〜+105℃まで拡張可能だ。
相互認証やセキュアな通信をはじめ、データストレージの保護、鍵割り当て、ライフサイクル管理、パワーマネジメント、セキュアなソフトウェア更新、プラットフォームの完全保護などの機能を提供。プラグアンドプレイ方式によって、セキュリティに関する専門知識を有さない企業でも使用できる。
同ソリューションは、インテリジェント化された街路樹や、緊急時に駆け付ける救急隊支援用のドローンのセキュリティ対策に既に活用されている。ドイツのeluminocityが開発したインテリジェント街路灯は、街路照明、電気自動車の充電ステーション、大気測定センサーなどの機能を併せ持ち、中国の香港サイエンスパークで使用されている。
また、ドイツのUnternehmerTUMはインフィニオンらと共同で、OPTIGA Trust Xを搭載したドローンを開発。救急隊員に事故現場到着前に信頼できる情報を提供している。
 IoT時代の安心・安全に組織面の対応が重要となる理由
IoT時代の安心・安全に組織面の対応が重要となる理由 ITとOTの組織連携はどうすれば進められるのか
ITとOTの組織連携はどうすれば進められるのか WannaCary騒動がもたらしたセキュリティへの「経営層の理解」をもう1段階進める
WannaCary騒動がもたらしたセキュリティへの「経営層の理解」をもう1段階進める サイバー空間の脅威の変遷とその対策からIoTセキュリティを学ぶ
サイバー空間の脅威の変遷とその対策からIoTセキュリティを学ぶ IoTデバイスが抱えるセキュリティリスクをひもとく
IoTデバイスが抱えるセキュリティリスクをひもとく IoTデバイスのセキュリティに不可欠な要素とは
IoTデバイスのセキュリティに不可欠な要素とはCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
組み込み開発の記事ランキング
コーナーリンク