5Gの技術検証環境を無償で提供、新サービス創出へ製造業IoT

NTTドコモは第5世代移動通信方式において、2018年2月21日より「ドコモ5Gオープンパートナープログラム」を提供する。また、同プログラムの参加企業・団体に、同年4月より5Gの技術検証環境を無償で提供する。

» 2018年01月25日 08時00分 公開
[MONOist]

 NTTドコモは2018年1月9日、2020年の商用サービスの開始を目指している第5世代移動通信方式(5G)において、同年2月21日より「ドコモ5Gオープンパートナープログラム」を提供すると発表した。同プログラムは、既に453の企業/団体が参加を表明しており、NTTドコモは参加企業・団体に、同年4月より5Gの技術検証環境を無償で提供する。

 5Gは高速・大容量、低遅延、多数の端末との接続といった特徴がある。パートナーとなる企業・団体には、5Gの技術と仕様に関する情報や、パートナー間の意見交換を行う5Gパートナーワークショップを用意。NTTドコモが常設する5G技術検証環境においては、5Gの実験基地局装置や、実験移動局に接続する映像伝送機器などを無償で提供する。まずは同年4月に東京都内に開設し、その後も順次拡大を検討する。

 パートナーとなる企業・団体は、同プログラムへの参加を通じ、2020年に先立ち5Gを用いたサービスの構築や検証ができる。さらに5Gの特徴を生かして、自社のサービスの品質向上などに活用できるとしている。

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