パリやニューヨークの起業家育成機関と連携するモノづくりスペース、京都でオープン3Dプリンタニュース

Makers Boot Campは、京都市、京都高度技術研究所、京都リサーチパークと共同で、国際的モノづくりスペース「Kyoto Makers Garage」を開設する。パリやニューヨークの起業家育成機関と連携し、起業家を育成するエコシステム構築を目指す。

» 2017年08月31日 13時00分 公開
[MONOist]

 Makers Boot Campは、京都市、京都高度技術研究所、京都リサーチパークと共同で、国際的モノづくりスペース「Kyoto Makers Garage(京都メイカーズガレージ)」を開設する。

 京都市下京区の中央卸売市場第一市場横のガレージを改装したKyoto Makers Garageは、共有オフィスとして利用できる「コワーキングスペース」やモノづくりができる「メイカースペース」、イベントや展示を行う「イベントスペース」「ギャラリースペース」から成る。

 世界中の起業家やクリエーターが集まるハブとして、ハッカソンやMeetupなどのイベントを開催し、モノづくりを志す人を支援する。パリやニューヨークの起業家育成機関と連携して、国境を超えたベンチャー企業同士の交流を促進し、世界で活躍する起業家を育成するエコシステムの構築を目指す。

 オープンは同年9月1日(当日はオープニングパーティーのみ)で、営業時間は月〜金曜の午前11時〜午後6時。イベント収容人数は約40名で、メイカースペース設備として熱溶融積層3Dプリンタ、レーザーカッター、デスクトップ型CNCフライスなどが設置される。機械を利用する際は、有料のトレーニング受講が必須となる。対応言語は日本語と英語。コワーキングスペースの利用料金は、メンバーが1カ月5000円、非メンバーは1日1500円、学生は無料だ。メイカースペースについては、どの機械でも1時間1000円、学生は無料(条件あり)となっている。

photo 国際的モノづくりスペース「Kyoto Makers Garage」

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