PTCジャパンは、「第28回 設計・製造ソリューション展(DMS2017)」において、工場でのIoT活用を始めたい顧客を対象とする、産業IoTプラットフォーム「ThingWorx」のスターターパックを紹介した。「DIYコース」「おまかせコース」の2種類がある。
PTCジャパンは、「第28回 設計・製造ソリューション展(DMS2017)」において、工場でのIoT(モノのインターネット)活用を始めたい顧客を対象とする、産業IoTプラットフォーム「ThingWorx」のスターターパックを紹介した。2017年6月から、PTCジャパンや電通国際情報サービス(ISID)などのパートナーと販売を始めている。
今回用意したスターターパックは2種類ある。1つは「DIYコース」で、初期のハンズオン研修、オンライントレーニング、PTCやパートナーによる顧客先での技術支援(最大4日間)などをパッケージにしている。もう1つの「おまかせコース」は、実装範囲の策定、オンライントレーニング、アプリケーション実装などがパッケージになっている。
両コースとも、研修などを含めたThingWorxの導入初期段階から、IoT活用プロジェクトの策定、レビューまでの標準期間を約2カ月と想定しているが、PTCジャパンやパートナーの支援の度合いが異なる。「IoT活用について自ら手掛けたいと考えている顧客を対象にしているのがDIYコース。一方、IoT活用プロジェクトの実装作業も任せたいという顧客にはおまかせコースを提案している」(PTCジャパンの説明員)という。
価格は、ThingWorxの1年間の利用料金を含めて、DIYコースが399万円から、おまかせコースが499万円から。「工場でのIoT活用に関する引き合いは強いが、どれくらいの投資が必要で、どこまでのことができるか分からずに、なかなか取り組めない顧客も多い。今回のようなスターターパックがきっかけになれば」(同説明員)としている。
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