トヨタ自動車は「2017年ニューヨーク国際オートショー」において、若者に向けたSUVのコンセプトモデル「TOYOTA FT-4X」を世界初公開した。
トヨタ自動車は2017年4月12日(現地時間)、「2017年ニューヨーク国際オートショー」(プレスデー:2017年4月12〜13日、一般公開日:4月14〜23日)において、若者に向けたSUVのコンセプトモデル「TOYOTA FT-4X」を世界初公開した。
米国の都市部に在住で、手軽さやカジュアルさを好み、思い立ったらすぐにアウトドアに出掛ける「ミレニアル世代」(2000年以降に成人になる世代)をターゲットにしている。
FT-4Xは「Rugged Charm(頑丈で魅力的)」をデザインテーマとしている。デザインは4つの要素で構成している。1つが目的に適したシンプルさとするため複雑さを排除すること、2つ目はさまざまな用途に応える多彩な機能や性能。3つ目は日常でもアウトドアでも対応できる耐久性、4つ目がトヨタ自動車の歴代のSUVモデルが備えた伝統を受け継ぐことだ。
都市部やアウトドアシーンにクロスオーバーSUVで楽しさや新たな価値を付加することを追求した。デジタルなインタフェースが多用される現代においても、メカニカルなデザインや機能の満足感が重要だと考え、装備やデザインを企画したという。
インテリアには、取り外して車外でも使えるオーディオやルームライト、飲料用ボトルとして使えるドアハンドル、アームレストのようにセンターコンソールに収納された寝袋など、アウトドアシーンに向けた装備を数多く取り入れた。
デジタル世代であるターゲット層を意識した装備も見られた。サイドミラーに走行中の映像を撮影する小型カメラを内蔵。ステアリングの奥にはスマートフォンを置いてナビゲーションやオフロードアプリを使えるようにしている。取り外し可能な外板パネルをリアサイドウィンドウに設けて視界を広げられる他、コンソールボックスに冷蔵・保温機能を持たせるなどユニークな装備も設けられている。
外形寸法は全長4249×全幅1821×全高1623mm。
エクステリアはアルファベットのXをモチーフにしたスタイリングとし、「ランドクルーザー」などトヨタ自動車のSUVの伝統を継承した水平基調のグリルを採用している。もっといいクルマづくり「TNGA」(Toyota New Global Architecture)に基づいて設計開発したプラットフォームを採用、4WD性能も搭載することで、走る楽しさやアウトドアでのタフユース性能も実現した。
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