新エネルギー・産業技術総合開発機構は、研究開発型ベンチャーを支援する新たな助成金制度について、12のテーマと助成先を決定した。研究開発型ベンチャーと事業会社の連携を促進することで、ベンチャーエコシステムを強化していく。
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は2017年3月7日、研究開発型ベンチャーを支援する新たな助成金制度について、12のテーマと助成先を決定したと発表した。
新たな助成金制度は、研究開発型ベンチャーと事業会社の共同研究など、両者の連携を促進することで研究開発型ベンチャーの事業化を加速させ、ベンチャーエコシステムを強化していくことが目的だ。支援先の研究開発型ベンチャーが、共同研究の連携先となる事業会社と契約を締結することが助成金交付決定の条件となる。
NEDOは2016年10月から11月にかけて公募を行い、12社を助成金交付先として決定した。テーマは医療や省エネ、スマート化など多岐にわたる。
助成先(かっこ内は連携先事業会社)とテーマの例としては、メトロウェザー(NEC)の「高性能ドップラー・ライダーによるアダプティブ航空管制システム」、SEQSENSE(TIS)の「複数警備ロボットによる協調行動クラウドシステムの構築」、
ライナフ(LIXIL)の「スマートロックの機能を内蔵した玄関ドアの開発」などがある。
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