テルモは、超音波画像診断装置「ビジキューブ」(VISICUBE)と血管内超音波カテーテル「アルタビュー」(AltaView)を全国の医療機関に向けて本格的に販売開始した。
テルモは2017年2月16日、超音波画像診断装置「ビジキューブ」(VISICUBE)と血管内超音波カテーテル「アルタビュー」(AltaView)を全国の医療機関に向けて本格的に販売開始したと発表した。画像の高精細化、画像取得・処理の高速化、装置の軽量化、操作性の向上などにより、血管内超音波検査にかかる時間の短縮を図っている。
血管内超音波検査(IVUS:Intravascular Ultrasound)では、血管内に挿入したカテーテルの内部センサーから発信した超音波を反射させて血管内の画像を得る。ビジキューブとアルタビューは従来品の40MHzよりも高い周波数の60MHzに対応。より鮮明な画像を取得できるという。
血管内の画像を得るには、病変部を越えるところまでカテーテルを進め、カテーテル内のセンサーをゆっくり引く操作が必要になる。ビジキューブはアルタビュー内のセンサーを従来比5〜18倍となる毎秒9mmで引いても画像を取得可能。取得データを再生する画像読出時間も従来の40秒から3〜5秒へと短縮した。
ビジキューブの重量は、従来品の約4分の1となる約34kg。医療従事者の実際の作業を踏まえて操作パネルなどをシンプルな設計に改善し、操作性の向上を図った。
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