IoT開発者向けに堅牢なワイヤレス接続ソリューションを提供IoTセキュリティ

ベライゾン コミュニケーションズとサイプレス セミコンダクタは、IoT開発者に向けて、堅牢なワイヤレス接続ソリューションを提供すると発表した。サイプレスのWICEDからベライゾンのThingSpaceが利用できるようになる。

» 2017年01月25日 08時00分 公開
[MONOist]

 米ベライゾン コミュニケーションズと米サイプレス セミコンダクタは2017年1月5日(現地時間)、IoT(モノのインターネット)開発者向けにセキュアで堅牢なワイヤレス接続ソリューションを提供すると発表した。販売開始は、2017年第2四半期前半を予定している。

 同ソリューションを利用することで、サイプレスのWireless Internet Connectivity for Embedded Devices(WICED)Studio 4開発プラットフォームからベライゾンのThingSpaceソフトウェア開発キットが利用可能になる。これによりWICEDを使用する開発者は、ベライゾンのThingSpaceプラットフォームへクラウド接続できるようになる。単一の開発環境内で利用できるため、IoT製品の接続に必要なハードウェアやソフトウェアの開発が容易になるという。

 ベライゾンのThingSpaceは、WebベースのグローバルIoTプラットフォームで、デバイスやアプリケーションの開発、基板への搭載、管理ができる。強力な分析能力を搭載しており、デバイスのライフサイクル全体のデータ収集と視覚化ができ、その後のサービス開発に活用できる。

 サイプレスのWICED Studio 4開発プラットフォームは、ThingSpace APIをはじめ、世界中の一般的なクラウドサービスのほとんどをサポートしている。開発者はこれらのサービスへ専用のプロトコルを実装することなく接続できるため、開発時間を短縮し、コストを削減できる。

 搭載されている統合ワイヤレスソフトウェア開発キットには、厳格にテストされたWi-Fi、Bluetoothプロトコルスタックが含まれる。また、IoTのデュアルモード接続に対応できるよう、サイプレスのWi-Fi/BluetoothコンボソリューションとBluetooth/Bluetooth Low Energy(BLE)コンボソリューションの両方をサポートしている。

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