3次元設計と「変わりたい」気持ちメカ設計 メルマガ 編集後記

「変わっていかなきゃ!」と強く思っている方々にとって元気が出る記事をたくさん出していけたらいいなと思います。

» 2016年11月01日 12時00分 公開
[小林由美MONOist]

 この記事は、2016年11月1日発行の「メカ設計メールマガジン」に掲載されたMONOist/EE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。


3次元設計と「変わりたい」気持ち

 機械設計の現場における3次元化は随分と進みました。その状況は、「普及するところには普及し切った」とよく表現されます。ざっくりいえば、3次元化が向いている設計では既に適用され、適応するメリットがない設計では相変わらず2次元のままという感じです。

 ただ、いかにも2次元で世界が完結しそうな段ボールの設計においても3次元化が進んでいるとのことです。藤崎淳子さんが以下の記事でそのことを伝えています。

>>段ボールの設計も3次元化が進んでるんですって!

 3次元設計により作成可能な形状が多様化したことで、結果、製品のバリエーションが広がることになったという事例です。ここに出てくる中信紙工以外でも、梱包設計における同様の事例が結構あるということです。「3次元設計は向かない」と思い込んでいた分野でも、「実は、案外向いていた」ということがあるのかもしれないと思いました。今後も、そんな事例が聞こえてきたら、積極的に取り上げていきたいと考えています。

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