CAM機能を強化した3D CAD/CAMシステムの最新バージョンを発売CADニュース

ゼネテックは、3D CAD/CAMシステム「Mastercam」の最新バージョン「Mastercam 2017」の日本語版を発売した。CAD/CAMシステム全般にわたり、ユーザーインタフェースを刷新した。

» 2016年08月16日 10時00分 公開
[MONOist]

 ゼネテックは2016年7月28日、3D CAD/CAMシステム「Mastercam(マスターキャム)」の最新バージョンとなる「Mastercam 2017」の日本語版を発売した。

 新バージョンでは、CAD/CAMシステム全般にわたってユーザーインタフェースを刷新し、Windows Office製品に似たリボンインタフェースを採用。リボン内の各タブを選択して関連機能を呼び出す形式のため、マウス操作が減り、操作性が向上した。リボンはカスタマイズも可能で、業務に合わせた効率的なワークフローを構築できる。

 また、独自の「ダイナミック・モーション」技術など、CAM機能も強化した。ダイナミック・モーションは、高送りと深い切り込みにより、1回当たりの切削量を増加させ、加工の効率化と工具負荷の軽減を図るツールパス作成技術。新バージョンでは、加工計算時間がさらに短縮している。

 他に、ツールパスの計算前に、加工・回転領域をプレビューで確認し、領域設定エラーを発見できる「加工領域プレビュー」機能や、工具の突き出し量を視覚的に調整・確認できる「工具突き出し設定」機能なども追加。効率的なツールパス作成を支援するため、大幅に機能を強化した。

 使用環境として、Windows10にも標準で対応した。

photo 製品イメージ
photo リボンインタフェース

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