IoTを活用した専用スマートフォンアプリの企画・開発で連携製造ITニュース

ニフティは、同社が提供するIoTソリューション「ニフティIoTデザインセンター」が、オムロンが発売する「環境センサー」の企画開発で連携し、専用スマートフォンアプリを開発したと発表した。

» 2016年07月28日 09時00分 公開
[MONOist]

 ニフティは2016年7月13日、同社が提供するIoT(モノのインターネット)ソリューション「ニフティIoTデザインセンター」が、オムロンが新たに発売する「環境センサー」で連携することを発表した。IoTを活用したアプリケーションを企画し、専用スマートフォンアプリを開発した。

 オムロンの環境センサーは、周囲の温度/湿度/気圧/照度/紫外線/音圧/加速度を計測するためのセンシング機能と無線通信機能、バッテリーを搭載した複合型センシングコンポーネントだ。住宅やビル、工場向けのIoTサービス事業者による利用を想定している。

 今回、ニフティIoTデザインセンターでは、@nifty会員を対象に潜在ニーズを探る調査を実施するなど、マーケティング段階から企画面で連携。一般生活者向けのWebサービスやスマートフォンアプリで培ってきた知見を生かし、専用アプリを開発した。開発にあたっては、「ニフティクラウドmobile backend」および開発パートナーを活用し、開発コストを削減した。

 開発された専用スマートフォンアプリは、計測した情報(加速度を除く)をリアルタイムに表示する。また、温度/湿度を元に計算された不快指数/熱中症指数を表示し、あらかじめ設定した数値になると、プッシュ通知で知らせることができる。さらに、クラウドを介して、遠隔地にある別のスマートフォンに通知することも可能だ。

 環境センサーは、2016年7月15日に発売され、価格はセンサー本体がオープン、専用アプリは無料となっている。

photo スマートフォンアプリ画面イメージ(左:ダッシュボード画面、右:グラフ画面)
photo スマートフォンへのプッシュ通知の流れ
photo 「環境センサー」本体イメージ

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