センサー計測データを集中管理するソリューションで提携製造マネジメントニュース

日本ナショナルインスツルメンツは、「Big Analog Data」向けソリューションの提供に向け、米Hewlett Packard Enterpriseと提携したと発表した。両社のサーバ機器とデータ管理用ソフトウェアを組み合わせたソリューションを提供する。

» 2016年07月11日 09時00分 公開
[MONOist]

 日本ナショナルインスツルメンツ(日本NI)は2016年6月30日、「Big Analog Data」向けソリューションの提供に向け、米Hewlett Packard Enterprise(HPE)と提携したと発表した。

 両社が新たに提供するのは、膨大なセンサー計測データを集中管理するためのソリューションだ。HPEのサーバ機器「HPE Moonshot System」と、日本NIのデータ管理用ソフトウェア「NI DataFinder Server Edition」を組み合わせた。

 これまで、エンジニアが多数のセンサーで計測したデータを収集/管理する場合には、従来のビッグデータ向けソリューションとは違った方法でデータを収集/管理する必要があった。これは、計測器やセンサーにより、出力データの種類やファイル形式が異なることに加え、計測条件や測定対象の情報も含めたデータ管理が必要になるためだという。

 今回の提携により、両社のハードウェアとソフトウェアを組み合わせたソリューションが利用可能になることで、さまざまなセンサーや計測装置が生成する、異なる形式のデータの解析/集中管理が可能になる。

 また、同ソリューションは、事前にデータのリードライトテストをした状態で出荷されるため、ユーザーが両製品を組み合わせることで発生するリスクを軽減できるとしている。

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