立命館大学は、「第6回 関西 医療機器開発・製造展(MEDIX関西2016)」において、2017年内の市販化をめどに東洋紡などと共同開発を進めている「スマートウェア」を展示した。
立命館大学は、「第6回 関西 医療機器開発・製造展(MEDIX関西2016)」(2016年2月24〜26日、インテックス大阪)において、2017年内の市販化をめどに東洋紡などと共同開発を進めている「スマートウェア」を展示した。
スマートウェアは、内部に導電性ペーストによる電極が仕込まれているアンダーシャツである。シャツの内部における電極の設計や配置を工夫することで、心電図、運動関節角度、呼吸、発汗、体温などを生体情報を計測することができる。
計測した生体情報はスマートウェアに別途装着する回路&CPUユニットを介して、Bluetoothでスマートフォンなどに送信する。スマートウェア本体は東洋紡が開発し、回路&CPUユニットやスマートフォンアプリなどは他の企業が開発を担当する予定だ。
展示したスマートウェアは、心拍ではなく、より詳細な生体情報である心電波形を計測できる仕様のアンダーシャツになっている。もちろんアンダーシャツとしての利用が前提となっている以上、洗濯による性能劣化は課題になる。「自動洗濯機で複数回洗濯した後でも、問題なく利用できることを確認している」(同説明員)という。
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