連載「組み込み機器開発入門」では、これから組み込み機器開発に携わる技術者・エンジニアを目指す方を対象に、組み込み機器開発の入門編として知っておくべき内容を広く紹介します。
「組み込み機器」とは何でしょうか。
堅苦しい言い方をすれば「特定用途に特化し、限定した機能の遂行を目的とした機器」と表現できますが、実は世の中にありふれています。デジタルカメラは撮影という目的に特化した製品ですし、テレビは放送波の受信と表示に特化した機械で、これらは全て「組み込み機器」といえます。
この連載「組み込み機器開発入門」ではこれから組み込み機器開発に携わる技術者・エンジニアを目指す方を対象に、組み込み機器開発の入門編として知っておくべき内容を「組み込み機器とは何か」という定義から入り、Blu-ray Discレコーダーを例にした開発の流れ、組み込みソフトウェアおよびハードウェア開発、組み込みOSの概略まで、広く紹介します。
概略をコンパクトに紹介するため、あえて組み込み開発の具体的な方法や手法については触れませんが、ハードとソフト両面にまたがるために概要がつかみにくい「組み込み開発」を理解するために活用してください。
(1) 組み込み機器とは何か、PC との対比で考える
(2) BD レコーダー開発を例にした、「組み込みシステム開発」概要
(3) 携帯電話開発の歴史に見る「すり合わせ」から「組み合わせ」へのシフト
(4) 「組み込みソフトウェア」の重要性をPC 向けとの対比で理解する
(5) 組み込み機器における「ハードウェア開発」はどのように行われるか
(6) 組み込み機器において存在感を増す「組み込み OS」
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