ドイツの工業用センサーメーカーPEPPERL+FUCHSの日本法人であるピーアンドエフは、オートメーション技術の展示会「システムコントロールフェア 2015」)で、IO-Link対応のセンサーで取得したデータや機器のパラメータ情報などを、スマートフォンやタブレット端末で閲覧できるアダプター「SmartBridge」を参考出展した。
ピーアンドエフはオートメーション技術の展示会「システムコントロールフェア(SCF)2015」(2015年12月2〜4日、東京ビッグサイト)において、IO-Link対応のセンサーで取得したデータや機器のパラメータ情報などを、スマートフォンやタブレット端末で閲覧できるアダプター「SmartBridge(スマートブリッジ)」を参考出展した。
同社はドイツの工業用センサーメーカーであるPEPPERL+FUCHSの日本法人。PEPPERL+FUCHSはプロセス系産業向けの防爆関連製品を手掛ける他、センサー関連技術を強みにドイツの国家プロジェクトであるインダストリー4.0にも参画している。
参考出展したSmartBridgeは、IO-Link対応のセンサーとコントローラーをつなぐケーブルの間に接続して使用する。これによりセンサーから取得した情報を、SmartBridgeに内蔵のBluetoothで接続したタブレット端末などに送信し、アプリケーション上から確認することができる。
例えば超音波センサーで距離を測定している場合、正しく測定できているかなどをすぐに現場で確認できる。センサーの測定値が変化した場合でも、タブレット端末上の情報はリアルタイム更新される。「従来こうしたセンサーによる測定値は、わざわざ制御室まで戻らないと確認できないことが多かった。SmartBridgeを導入すればこうした手間を省き、生産管理やメンテナンスの効率化に貢献できる。日本での発売時期は現時点では未定」(ブース担当者)。
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