当初、インテルや他の会社で規格化した直列データ転送方式は、高速でしたが規格が新しすぎ、サーバには向いていたものの一般のPCで使うには高価で、開発も大変でした。そこで、シリアル転送方式ですが、これまで多くのPCで使われている並列PCIバスとソフトウェアの互換性のある規格を作りました。これがPCI Express規格です。
PCI ExpressはWindowsをはじめ、これまでのソフトを変更することなく、基板を交換するだけで、バスの高速化が実現できます。また、PCI Express対応装置が少なかった時でも、ソフトは変更せずにPCI 並列バスとPCI Expressを併用してすることができます。このためPCI Expressは急速に普及しました。
現在、PCI ExpressにはGen1、Gen2、Gen3と3世代の規格があります。そして、第4世代のGen4規格が間もなく発表されます(「エレクトロニクス実装技術」2014年10月号発行時点)。
表1に各規格を示します。
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