カブクは、オープンプラットフォームカメラ「OLYMPUS AIR」向けアクセサリーパーツを、FEEL GOOD CREATIONと共同開発したことを発表した。
カブクは2015年10月20日、オリンパスイメージングのオープンプラットフォームカメラ「OLYMPUS AIR」向けアクセサリーパーツを、FEEL GOOD CREATIONと共同開発したことを発表した。
共同開発したアクセサリーパーツは、オリンパスが推進するオープンプラットフォームカメラプロジェクト「OPC Hack&Make Project」とのコラボレーションにより生まれたもの。
アクリルやナイロンといった一般的な3Dプリント素材で造形したアクセサリーパーツの表面に、メッキや染色といったCMF(COLOR、MATERIAL、FINISH)デザイン加工を施すことで、機能性と意匠性が融合したデジタルCMFプロダクトを実現した。
従来、商品開発には多くの予算と時間が必要であり、実際に量産・製品化して発売してみないと市場からどのような評価を受けるか分からないという課題があった。これに対し、デジタルCMFプロダクトは3Dプリンタを活用した小ロット生産とCMFデザイン加工による仕上げの組み合わせにより、短期間で小〜中ロット生産が可能。それらを早期に市場投入することで、仮説と検証のテストマーケティングが行えるため、商品開発サイクルの高速化・多様化のためのソリューションとして活用できるという。
カブクとFEEL GOOD CREATIONは、戦略的業務提携によって「デジタルものづくり×CMF」の取り組みを推進。急速な進化を遂げるデジタルものづくりに、CMFデザインを融合させた製品の可能性を、グローバルマーケットを視野に提案していく方針を掲げている。
なお、同年10月25〜27日の期間、東京・青山で開催されるCMFデザイン展示会「青フェス」に、今回発表したデジタルCMFプロダクトが展示されるという。
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