CGコミュニケーションズは「CEATEC JAPAN 2015」に出展。同社が販売代理店を務める英CEL Technologyのパーソナル3Dプリンタ「CEL Robox」の展示デモを行った。
CGコミュニケーションズは、2015年10月7〜10日までの期間、幕張メッセで開催されている「CEATEC JAPAN 2015」に出展。同社が販売代理店を務める英CEL Technologyのパーソナル3Dプリンタ「CEL Robox」の展示デモを行った。
同製品はFDM(熱溶解積層)方式の3Dプリンタで、本体サイズは370×340×240mm、重量は約5kgである。
最大造形サイズは210×150×100mm。積層ピッチは「Super(0.02mm)」「Fine(0.1mm)」「Standard(0.2mm)」「Fast(0.3mm)」から選択可能で、素材はABS樹脂およびPLA樹脂に対応する。3Dデータの対応フォーマットはSTLとOBJで、製品には専用ソフトウェア「Robox AutoMaker」(日本語対応)が付属する。3Dプリンタ本体には電源ボタン以外の物理インタフェースはなく、各種制御はPC側のソフトウェアから行うという。
最大の特長は、ノズル径の異なる2つのヘッドを搭載している点だ。それぞれ0.3mmと0.8mmで、例えば精度の必要な3Dモデルの外側を0.3mm、精度を求めない内側を0.8mmで出力することが可能。これにより、「従来モデルと比較して、最大で3倍速く出力を行うことができる」(説明員)という。
同製品は、教育機関や家庭での利用を想定。造形中、高温・可動部に触れられないように取り出し口のドアがロックされるよう設計されている。また、専用フィラメントのリール部分には設定に必要な情報が書き込まれたチップが内蔵されており、3Dプリンタにセットするだけで自動で温度設定や残量確認など行ってくれるという。
同社は、同製品および専用フィラメントの販売をAmazonでも行っているという。
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