ウェアラブル機器って医療やヘルスケアとの相性がいいですよね。
2015年8月27〜28日に開催された「イノベーション・ジャパン2015」を取材してきました。科学技術振興機構(JST)と新エネルギー・産業技術開発機構(NEDO)が主催するイベントで、政府が投資する開発プロジェクトの成果を企業などに実用化してもらうための産学マッチングを目的としています。
イベント内はJSTゾーンとNEDOゾーンに分かれていたのですが、NEDOゾーンの中で最も興味を引かれたのが身に着けるエアコン「ウェアコン」の展示でした(関連記事:身に着けるエアコン「ウェアコン」は実用化直前、ペルチェ素子で頸部を冷暖房)。
「ドラえもん」に出てくる秘密道具の「エアコンスーツ」や、電動ファン内蔵の空調服のように、エアコン機能を持つ衣服を“着る”のではなく、ペルチェ素子を付けたネックウェアを頸部に“着ける”というところがポイントです。
ウェアコンが想定する主な用途は、夏や冬における、農作業や工場作業、建設現場、交通整理などですが、医療分野での応用にも期待しているそうです。医療分野に使える理由とは何なのでしょうか。
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