国立科学博物館がソニーの犬型ロボット「AIBO」を、未来へ引き継ぐのにふさわしい技術遺産である「重要科学技術史資料(未来技術遺産)」に登録する。
国立科学博物館は2015年9月1日、ソニーの犬型ロボット「AIBO」を「重要科学技術史資料(未来技術遺産)」に登録すると発表した。
重要科学技術史資料(未来技術遺産)は国立科学博物館が「科学技術の発達上重要な成果を示し、次世代に継承していく上で重要な意義を持つもの」や「国民生活、経済、社会、文化の在り方に顕著な影響を与えたもの」を登録するもの。
AIBOは1999年に初代が発売された自律型の犬型ロボット。登録については家庭用として商品化された初めての自律型ロボットであること、開発にあたっての試作機の現存などもあり、新たな科学技術分野の創造に寄与したことなどが挙げられている。
今回の登録にあたってはAIBOの他、ポータブルステレオ録音機“カセット デンスケ”こと「TC-2850SD」(ソニー)や世界初の半導体レーザーを用いたLDプレーヤー「LD-7000」(パイオニア)なども選定されている。
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