同じ「3Dプリンタ」でも発展の道は違う!?メカ設計 メルマガ 編集後記

製造現場と個人のモノづくり。

» 2015年07月28日 12時00分 公開
[八木沢篤MONOist]

 この記事は、2015年7月28日発行の「メカ設計メールマガジン」に掲載されたMONOist/EE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。


同じ「3Dプリンタ」でも発展の道は違う!?

 3Dプリンタは製造現場を中心に、デザイン評価/試作開発から、最終製品の製造まで活用の幅を広げつつあります。こうした“ガチ”なモノづくりの現場で3Dプリンタの利活用が進む一方、低価格なパーソナル3Dプリンタの登場、そしてメイカーズムーブメントの到来により、製品設計のノウハウを持たない個人によるモノづくりも盛り上がりをみせています。

 筆者自身、長年MONOistの編集記者を務めていますが、製造業の現場でモノづくりに携わっていた経験はありません。しかし、2014年5月末に立ち上げた3Dデータ共有コミュニティー「3Dモデラボ」の立ち上げを機に、オートデスクの無償3次元CAD「123D Design」の操作を覚え、“何となくそれっぽいモノ”を作れるまでになりました。

 もちろん、筆者の作る3Dデータは、製造現場のプロの皆さんが取り組んでいるガチな「設計」とはレベルが異なります。筆者の設計した3Dデータを見れば、いろいろとツッコミを入れたくなったり、鼻で笑ったりするかもしれません。しかし、筆者の作品は製品ではありません。個人で楽しみ、周りの人にちょっと自慢できる程度のモノです。“自分のアイデアをカタチにできる”という体験に、筆者は大いに満足しています。

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