ラピスセミコンダクタが、低消費電力のArduino互換ボード「Lazurite Basic」に、ローム製920MHz無線モジュール「BP3596A」を同梱したパッケージ「Lazurite Sub-GHz」を販売開始する。
ラピスセミコンダクタは2015年7月16日、Arduino互換のマイコンボード「Lazurite Basic」(ラズライト ベーシック)にローム製無線モジュール「BP3596A」を同梱したパッケージ「Lazurite Sub-GHz」の販売を開始すると発表した。
BP3596Aは920MHz帯での通信を行う無線モジュールで、920MHz帯はBluetoothやWi-Fiで利用される2.4GHz帯に比べ電波到達距離が長く、回折性も高いという特長を持つことから、農業や工業、環境監視などの分野での利用が見込まれる。
同梱されているArduino互換ボード「Lazurite Basic」は低消費電力マイコンの採用で待機電力を90%削減(動作中の消費電力はオリジナル比50%の10mA)している他、Arduino Uno互換のコネクタを採用しておりさまざまなシールドを装着できる。
無線モジュール「BP3596A」の動作については、対応ドライバとサンプルソフトが提供される開発環境「Lazurite IDE」に含まれており、BP3596Aや無線通信についての専門知識がなくても“920MHzでのIoT開発”に着手できる。
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