ラピスセミコンダクタがArduino互換のマイコンボード「Lazurite Basic」を発売する。低消費電力マイコンの採用で、待機電力を90%削減。電池駆動の電子工作にも適する。
ラピスセミコンダクタは2015年6月25日、Arduino互換のマイコンボード「Lazurite Basic」(ラズライト ベーシック)を同日より販売開始すると発表した。
新製品は同社の低消費型16bitマイコン「ML620Q504」を搭載したことで、オリジナルに比べて動作中の消費電力を50%の10mAに抑えた他、間欠動作に対応するAPI拡張によって、待機中の消費電力を90%減の2mAとした。クロックは16MHzで、動作電圧は3.3V/5Vの切り替えが可能だ。
互換性についてはArduino UNOと互換性を持つコネクタを搭載しているため、多種多彩なArduino用シールドをそのまま装着できる。プログラム(スケッチ)についても、無償提供される開発環境「Lazurite IDE」によって小規模な変更でArduino用スケッチが利用できる。Lazurite IDEにはライブラリやサンプルソフトも付属する。
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