CUIのコマンドライン上で、Rubyスクリプトまたはmrubyバイトコードをデバッグできるデバッガです。GNUのデバッガ「gdb」によく似た下記のコマンドを使用することができます。
mrubyの各コマンドにはヘルプ( -help )が用意されています
#include "mruby.h"
#include "mruby/proc.h"
#include "mruby/dump.h"
#include <stdio.h>
int main(void)
{
FILE *fp;
mrb_state *mrb = mrb_open();
if ((fp = fopen("./hello.mrb", "rb")) == NULL) {
puts("File not found.");
return -1;
}
mrb_load_irep_file(mrb, fp);
fclose(fp);
mrb_close(mrb);
return 0;
}
1行目 mrubyのAPIを使用する際に必要なヘッダファイル
2行目 mruby/includeをインクルードパスに含める
9行目 mruby VMの初期化
14行目 MRBファイルの読み込み(バイトコード復元)とmruby VMの起動
16行目 mruby VM終了
この後、このアプリケーションをビルドします。
今回はmrubyのセットアップまで進みました。次回はセンサーからの値を取り込みサーバに送るIoTやM2Mの基礎となるアプリを構築してみましょう。
「軽量Ruby・実用化促進ネットワーク」設立総会が2015年7月23日(木)、福岡にて行われます。Ruby開発者 Matzとのトークセッションやmrubyライブコーディング、mrubyのリファレンスボードである「enzi」が当たる抽選会もあるようです。詳しくはこちら 軽量Ruby普及・実用化促進ネットワーク設立記念講演会・交流会をご参照ください。
“Rubyの良さを組み込みに”を合言葉に開発された「mruby」とは何か
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組み込み向けRubyから“不死身”のマイコンまで――Embedded Technology West 2012Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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