さらに、シェン氏がインタビュー時に明かした、ダヴィンチ Jr.シリーズの新ラインアップの展示も行われていた。
1つ目は、「ダヴィンチ Jr. 1.0」のコンパクトな筺体(本体サイズ420×430×380mm、重さ12kg)に、3Dプリンタと3Dスキャナ、そしてレーザーマーキング機能を詰め込んだモデル「ダヴィンチ Jr. 3in1」だ。
基本的な3Dプリント性能はダヴィンチ Jr. 1.0と同等で、熱溶融積層方式を採用し、最大造形サイズが150×150×150mmで、積層ピッチは0.1、0.2、0.3、0.4mmから選択できる。シングルヘッドでノズル直径が0.4mm。ロール式の専用PLAフィラメントを使用できる。
ダヴィンチ Jr.シリーズのターゲットである個人/ファミリー層にとって、レーザーマーキングに対するニーズは正直未知数だが、3Dモデリングのハードルを下げる3Dスキャナの搭載は歓迎すべきだろう。
2つ目は、無線LAN接続に対応する、Wi-Fi搭載モデル「ダヴィンチ Jr. 1.0W」だ。無線LAN接続に対応する以外は、ダヴィンチ Jr. 1.0の基本性能と同等。いずれのモデルも日本での展開は未定とのことだ。
また、同社ブースでは「技術的には実現可能だが、実際に製品化するかは市場の反応次第」とシェン氏がコメントしていた3Dペン、「XYZ 3Dペン」も披露されていた。ペン先のプリントノズルは、ノズル直径0.4〜0.8mmで交換可能。ABSおよびPLAフィラメントを利用できる。本体サイズは、179×20×28mmで、重さ80g。販売価格は99ドルを予定する(日本での販売は未定)。
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