英ARMはIoTデバイスの開発を促進する、Cortex-MベースのサブシステムIPを発表、提供を開始した。センサーなど周辺機器を追加するだけでIoTデバイス向けのSoCを設計できる。
英ARMは2015年6月1日(現地時間)、IoTデバイスの開発を促進するサブシステムIP「ARM IoT subsystem」を発表した。
このIPはCortex-Mをベースとしたプロセッサコアに無線IP(Cordio Bluetooth Smart)それに物理IPを含んでおり、IoTデバイスを開発するベンダーはこのIPにセンサーなどの周辺機器を追加するだけでIoT向けSoCの設計を行える。mbed OSへの最適化も施されている他、TSMCの55nm Ultra-Low Power(55ULP)プロセスと組み込みフラッシュメモリもに最適化されており、1V未満での動作が可能だとしている。
ARM IoT subsystemのライセンス提供は既に開始されており、同社では「アナログセンサーメーカーの他、既存IPにIoT接続を追加したい企業によるライセンス取得が予想される」と期待を寄せている。
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