二子玉川駅でセグウェイツアー、民間主体で初ロボット開発ニュース

東急電鉄とセグウェイジャパンは二子玉川駅周辺で、「セグウェイ」を利用したガイドツアーを実施する。「民間が主体となって受ける規制緩和としては全国初の事例」(両社)だ。

» 2015年04月28日 15時00分 公開
[渡邊宏MONOist]

 東急電鉄とセグウェイジャパンは東急線二子玉川駅周辺で、1人乗りのパーソナルモビリティ「セグウェイ」を利用したガイドツアーを実施する。2015年度上半期に開始する予定。

 両社が申請していた産業競争力強化法に基づく「企業実証特例制度」による規制緩和の特例措置を受けたことによるもので、セグウェイの公道走行に関して「民間が主体となって受ける規制緩和としては全国初の事例」(両社)だという。市町村主体としては、つくば市が2011年からつくばセンター駅周辺で実証実験を行っている。

 両社では2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催を見据え、東急線沿線の他地域での展開を視野に入れた活動を行っていくとしている。

photo セグウェイのシティガイドツアー(アムステルダム)

 セグウェイなど搭乗型移動支援ロボットは法的には自動車または原動機付自転車に分類されるため、意図する近距離用の移動手段としては利用しにくい状況となっているが、国土交通省が公道での実証実験を容易にする方針を打ち出しており、東急電鉄とセグウェイジャパンのような取り組みの増加が見込まれる。

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