トレンドマイクロが重要度を増す組み込みセキュリティをトータルサポートESEC2015 開催直前情報

組み込み機器にとっても無視できない課題となっているセキュリティ対策。トレンドマイクロはESEC2015において、組み込み機器のセキュリティリスクと具体的なソリューションについて、ロックダウン型ウイルス対策ソフト「Trend Micro Safe Lock」を中心に紹介する。

» 2015年04月13日 11時00分 公開
[渡邊宏MONOist]

 2015年5月13〜15日の3日間、組み込みシステム開発に必要なハードウェア/ソフトウェア/コンポーネントから開発環境までが一堂に集結する「第18回 組込みシステム開発技術展(以下、ESEC2015)」および、IoT/M2Mシステムを構築するための無線通信技術やセンサー、アプリケーションが一堂に会する「第4回 IoT/M2M展」が開催される。

 ESEC2015およびIoT/M2M展の開催に先立ち、アイティメディアが運営する組み込み/エレクトロニクス関連メディア「MONOist」「EE Times Japan」「EDN Japan」では、特設ページをオープンし、来場予定者や来場検討されている方々に向け、注目企業の見どころ情報を開催直前までお届けしていく。また、会期中・会期後も速報やリポート記事を多数掲載する予定なので期待してほしい。

 今回紹介するのは、さまざまなセキュリティソリューションを提供するトレンドマイクロの出展内容だ。

重要度を増す組み込みセキュリティをトータルサポート

 最近では組み込み機器においてもWindowsやLinuxといった汎用OSやTCP/IPといったプロトコルが多く利用されており、開発コストの低減や自動化に寄与しているが、ウイルス感染被害といったセキュリティリスクをもたらしてしまってもいる。トレンドマイクロでは組み込み機器のセキュリティリスクと具体的な対応ソリューションについて、ブース内でセミナーも交えながら紹介する。

photo パターンファイル不要のロックダウン型ウイルス対策ソフト「Trend Micro Safe Lock」の概要

 ブースでは2015年に機能強化されたパターンファイル不要のロックダウン型ウイルス対策ソフト「Trend Micro Safe Lock」や出荷製品へのウイルス混入を防止するインストール不要のウイルス検索駆除ツール「Trend Micro Portable Security 2」などの紹介が行われ、製品企画・開発部門から出荷、品質管理部門まで幅広い部署で求められるセキュリティリスクへの対策が示される。また、USBメモリによる安全なデータ運搬を可能にする対策機能付きUSBメモリ「Trend Micro USB Security」も展示される。

 このように同社の展示は、安定稼働が大きな要件のひとつとなる組み込み機器の企画開発担当者にとって興味深いものである他、製品出荷や保守部門といったウイルス感染の脅威に直面している担当者にとっても興味深い内容となっている。

 同社では年単位の長期利用や出荷後の更新が難しいなどといった組み込み機器の特性を考慮し、「システム負荷が軽くクローズド環境でも運用性が低下せず、脆弱性や未知の脅威にも対応可能で長期サポートを提供する対策製品」の提供に注力しており、各ベンダーと協業を強化しながら、組み込み機器向けの新たなセキュリティ対策製品やサービスなどの提供を実施していくとしている。

第18回 組込みシステム開発技術展(ESEC2015)

会期: 2015年5月13日(水)〜15日(金)
時間: 10:00〜18:00(15日(金)のみ17:00に終了)
会場: 東京ビッグサイト
トレンドマイクロブースNo.: 西 1-53


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