格安&お手軽な無線内蔵マイコン搭載モジュール「TWE-Lite DIP」を使って電子工作を楽しもう。目指すは、家庭内M2M!! 今回は、どんなに寝起きが悪くても、毎朝元気に起きられる目覚ましシステムを作るぞ!
春眠、暁を覚えず。朝起きるのがツラい季節になりました。いえ、寝起きが悪いので、1年中、朝は目覚まし時計と格闘しています。目覚まし時計を2つセットしたり、スマホのスヌーズ機能を使ったり……。だけど、「あともう少しぃ〜」の誘惑に負けて、布団から出られません。
そんな風に、毎日を始めているのは、筆者だけじゃありませんよね? 中には「春から1人暮らしなのに、どうしよう!」と、これまでの最終兵器“おかーさんに起こしてもらう”が使えなくなり困っている方もいるでしょう。
そんな読者と筆者のために、目覚まし時計を止めるために、必ず起きなくてはならないシステムを発案しました。家庭内M2Mだからこそ可能な目覚ましシステムです。これさえあれば、シャキーンっと元気に毎日をスタートできますよ。
なぜ、二度寝してしまうのか? ようするに、お布団の中から手を伸ばして目覚まし時計を止めてしまうからいけないのです。目覚まし時計を、布団から遠くにおいておくという手もありますが、それでは、まだ甘い! そのまま布団に戻って寝直しますよ(キッパリ)。
そこで私は「跳び起きる目覚ましシステム」を考案しました。ジャジャーン(画像1)。
ベランダに出て100回ジャンプしないと止まらない目覚まし時計。これなら、体が目覚めること間違いなし! 本稿では私の考案した「跳び起きる目覚ましシステム」の全ては実装されていません。今回は、ジャンプしたらブザーを止める部分をプロトタイプしています。
目覚まし時計部分を作るのは大変なので、連載3回目の赤ちゃんウォッチのブザーを鳴らす回路を流用しました(アイデア・ハック!! TWE-Liteで家庭内M2M計画(3):マイクとブザーで赤ちゃんを見守る「赤ちゃんウォッチ」を作ろう)。枕元の目覚まし時計が鳴ると、マイクが音を検知してブザーを鳴らすというハイテクにアナログを取り入れた斬新なシステムになっています。
それでは、ブレッドボードで回路を組んでみましょう。今回使用する部品を示します(画像2、表1)。
今回は、子機に傾斜SWを搭載しました。子機を振ると、カウンタ回路でパルスをカウントします。所定の回数に達するとSTOP信号が親機に無線で送られて、ブザーが止まる仕組みです。
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