「添加逸品」が開発したのは「DARUMA!」。コンセプトは、ロボットと遊ぶ「次世代だるまさんがころんだ」だ。
この次世代だるまさんがころんだでは、人間が鬼になり、ロボットのGR-001は鬼が目隠ししている間に近づいていく。GR-001は、鬼の体に装着されたアルプス電気の超小型マルチセンサーモジュールの方位と加速度の信号をWebサーバを介して受信し、それに合わせて止まったり近づいたりするという仕組みだ。「ロボットの側から何かしてくれる、ロボットが人間が見えていないところでも動いている。そういったことがないとロボットは普及しないのではないか?」というチームメンバーの思いがこめられている。
プレゼン時間のデモでは、残念ながら、鬼が振り向いてもGR-001はなかなか止まってくれなかった。
「チームモスキート」が開発したのは「真・電撃の巨人」だ。アラート対応のエンジニアを何としてでも起こすというコンセプトで、遠隔操作のGR-001が手に持った電撃アームによる電気ショックでたたき起こすという優れモノ(?)だ。ちょっとブラック企業な感覚もするが……。
同チームは前回の「Open Hack Day Japan 2」でも開発テーマに電撃ネタを選択。前回のウェアラブル端末から今回はロボットに進化した。最も重要な「電撃ユニット」は、トランスを使って小型化に成功し、GR-001に搭載することができた。
電気ショックは、電圧が100Vあるものの電流は数mAなので人体に影響はない。課題として挙げていたのはGR-001の電池容量で、「10分くらいしか動かせない」とのことだった。
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