三菱航空機は、2015年4月1日付の役員人事を発表。会長兼CEOの江川豪雄と社長兼COOの川井昭陽氏が退任し、新社長に三菱重工業の執行役員で交通・輸送ドメイン副ドメイン長の森本浩通氏が就任する。
三菱航空機は2015年3月11日、同年4月1日付の役員人事を発表した。会長兼CEOの江川豪雄と社長兼COOの川井昭陽氏が退任し、新社長に三菱重工業の執行役員で交通・輸送ドメイン副ドメイン長の森本浩通氏が就任する。なお江川氏と川井氏は、三菱重工業の特別顧問に就任する予定。
森本氏は東京都出身の61歳。1977年に京都大学経済学部を卒業した後、三菱重工業に入社。2006年4月に海外戦略本部海外事業管理部長に就任してから、2009年5月〜2013年3月まで米国法人のMitsubishi Heavy Industries Americaの社長を務めるなど海外経験が長い。その後、2013年4月に執行役員 経営監査部長、2014年2月に執行役員 エネルギー・環境ドメイン営業戦略総括部長などを歴任し、2015年1月に現職の執行役員 交通・輸送ドメイン副ドメイン長に就任していた。
2015年4月からは、三菱航空機の社長に就任するとともに、三菱重工業の常務執行役員 交通・輸送ドメイン副ドメイン長を兼務することになる。
三菱航空機は、2015年第2四半期にリージョナルジェット「MRJ」の初飛行を予定するなど、MRJの開発だけでなく販売展開も進められるような体制構築が必要になっている。
そこで、これまでの事業体制を支えた江川氏、川井氏から、新社長の森本氏をはじめとする新体制への若返りを図った。代表取締役は、森本氏とともに、2015年4月から副社長執行役員 営業本部長となる堀口幸範氏の2人が務める。
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