DMM.comはモノづくりに特化したクラウドソーシングサービス「DMM.makeクラウドソーシング」の開始を発表。3Dデータの作成サービスからスタートし、今後企画や設計、製造といったモノづくり全体の工程に展開していく予定だという。
DMM.comは2015年2月5日、モノづくりに特化したクラウドソーシングサービス「DMM.makeクラウドソーシング」の開始を発表した。同サービスに登録している、DMM.comが技術レベルを審査した「公認クリエイター」に、モノづくりに関するさまざまな業務を委託できるという。まずは3Dデータの作成サービスからスタートし、今後企画や設計、製造といったモノづくり全体の工程に展開していく予定だ。
プロジェクトの発注方法は2種類。1つが「プロジェクト方式」だ。DMM.make側が依頼内容に応じて人選した、DMM.makeクラウドソーシングに登録している公認クリエイタ―に作業を外注する形式となる。作業的要素が高く、品質が求められる案件に向いており、既に製造作業補助ロボットの外装カバー設計などの依頼があるという。
もう1つの依頼方法が、依頼主がDMM.makeクラウドソーシングに登録している複数のクリエイターから提案を募り、その中から採用案を決定する「コンテスト方式」だ。デザインやアイデアを重視した3Dデータ作成向けの方式で、プロモーション効果も期待できるとしている。具体的には、クレーンゲーム向けのオリジナルキャラクターや、ジュエリーの3Dデザインといった依頼例があるという。
DMM.comはこれまで、同社のモノづくり関連事業であるDMM.makeにおいて、3Dプリントサービスなどを展開してきた。DMM.makeクラウドソーシングでは、DMM.makeで培ってきたノウハウや造形実績の活用に加え、高い品質管理が可能なツールを導入することで、提供する3Dデータの品質を保証するとしている。また、3Dデータに関する知識が少ないユーザーでも安心してサービスを利用できるよう、専門知識を持ったスタッフもそろえている。
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