大崎駅徒歩5分のモノづくり拠点「SHIP」、2015年6月に開設中小製造業ニュース

品川産業支援交流施設「SHIP」では、オープンラウンジや3Dプリンタなどを備える試作工房が利用でき、ビジネスアイデアの相談も受けられる。大崎近郊の製造業と協力したモノづくりにチャレンジする機会も得られる。

» 2014年12月17日 15時20分 公開
[MONOist]

 品川区は2014年12月17日、モノづくり拠点である品川産業支援交流施設「SHIP」(ShinagawaIndustrial Platform)を2015年6月に開設すると発表した。同施設は品川区の産業支援機関である品川ビジネスクラブが運営する。エンジニアやデザイナーなど国内外のクリエイター、ベンチャー、中小・大手企業などが交流する場とする。場所は、大崎駅から徒歩5分の大崎ブライトコア C1棟の3・4階。「臨海都市品川」の象徴である「船」をイメージした名前だという。

施設見取り図

 同施設にはイベントホールやオフィス、オープンラウンジ、試作に取り組める工房などを備える。専任スタッフが常駐し、オープンラウンジ利用者が持つビジネスアイデアのブラッシュアップ支援や、マッチングの機会提供などを行う。大崎近郊の製造業ネットワークを活用し難易度の高い試作や製品開発にもチャレンジする機会も得られるということだ。工房には、3Dプリンタ、各種測定装置、レーザーカッター、卓上型の切削加工機など導入予定だ。

オープンラウンジのイメージ

 オープンラウンジは施設入居者の場合は無料で利用可能で、一般利用の場合はそれぞれ月額で、法人会員が2万7000円、個人会員が1万800円が掛かる。

 同施設の入居費用は月額9万2880〜37万1520円(光熱費などは別途発生する)で希望する部屋により異なる。入居した場合は、オープンラウンジ無料利用の他、夜間の工房利用(予約制、費用は1時間当たり540円)、法人登記やコンシェルジュによる郵便・宅配の受取りサービス、オフィス担当コーディネータを中心としたソフト支援、専属のテクニカルコーディネータによる工房内機器の利用サポートおよび技術的アドバイス、賃料の優遇措置などを目的としたビジネスプランコンペティションへの参加といった優遇が受けられる。品川ビジネスクラブの入会費用(通常は、法人会員が月額2000円、個人会員が月額500円)も無料となる。

 入居者の1次募集は2014年12月1日〜2015年1月16日まで。

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