デスクトップ機種の新製品「Objet30 Prime」は、積層ピッチが14μm、28μm、36μmの3種類から選択できる。使用可能な樹脂にラバーライクや生体適合性樹脂などが加わり、全12種類が対応する。最大造形サイズ:294×192×148.6mm。
新製品「Objet Eden260vs」と「Objet Eden260s」は、造形後に水に漬ければ除去可能な水溶性サポートに対応した。造形の内容や所有時間により、従来のウォータージェット式か、今回の水溶性サポート式か選択可能だ。
Objet Eden260vsで使用可能な樹脂は13種類。積層ピッチは16μmまたは30μm、最大造形サイズは255×255×200mm。日本限定機種であるObjet Eden260sについては、使用可能な樹脂が4種類、積層ピッチは16μm。「Vero White+」を選択した場合のみ16μmと30μmを選択可だ。
新素材「Ultem(ウルテム)1010」は耐熱性、引張強度、耐薬品性が高いのが特徴で、FDM方式3Dプリンタ向け樹脂としては唯一、食品接触認証を取得している。引っ張り強度は81MPa、曲げ強度は144MPa、耐熱温度は216℃、アイゾット衝撃(ノッチ付き)は41J/m(※)。素材色は褐色、黒。Ultem1010は、FDM方式の最上位機種で大型造形が一括で可能な「Fortus 900mc」に対応する。2015年中に、他のFortus機種にも対応予定だ。
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