IARシステムズは「Embedded Technology 2014」にて、産業イーサネットや車載・産業機械向け機能安全、ARMコア開発に関するソリューションを紹介している。IAR Embedded Workbenchのコンパイラについてはその速度を体験できるデモも用意。ルネサス「RZ/T1」のデモもある。
IARシステムズは2014年11月19〜21日までの3日間、パシフィコ横浜で開催されている「Embedded Technology 2014/組込み総合技術展(ET2014)」に出展、同社開発ツール「IAR Embedded Workbench」や「30%改善」をうたうコンパイラなどを紹介した。また、サンプル出荷が開始されたばかりのルネサスのマイコン「RZ/T1グループ」(関連記事:リアルタイム制御とネットワーク処理を同時に実現、ルネサスのFA用マイコン)も展示されている
ブースでは産業イーサネットやセンサーネットワーク、車載・産業機械向け機能安全、ARMコア開発に関するソリューションが紹介されており、IAR Embedded Workbenchのコンパイラについては、“実行スピード30%アップ”と刺激的なキャッチとともにその速度を体験できるデモが用意されている。
加えて、IAR Embedded Workbench対応マイコンとして、サンプル出荷が開始されたばかりのルネサスの最新マイコン「RZ/T1グループ」を使用してのデモも行っていた。RZ-T1は産業ネットワーク機能内蔵モデルも用意されるハイエンドマイコンで、CPUコアにはリアルタイム処理用途に最適設計されたARM Cortex-R4F(600MHz)を搭載している。
全10モデル用意される中には産業用イーサネット通信用アクセラレータ「R-INエンジン」を搭載した製品も用意されており、会場ではこのR-INエンジンを搭載した製品による、EtherCATによるACサーボモータ制御デモが行われている。RZ/T1はまだサンプル出荷が開始されたばかりであり、こうした展示会などに出品されるのは初(説明員)だという。
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